医療者と患者②

☐‘お任せ’の姿勢

19歳で発病し24歳で透析導入するまでの間、医療というものは医師はじめ医療スタッフに任せるものと思ってきました。

腎臓病と診断された時、自分自身にも家族にも、その病気に対する情報や知識も無いに等しく、一人の医師の診断と情報から入院病院を決め、治療が始まりました。
地域的な条件から、選択する医療機関には限りがあったのですが・・・。先に書いたように父親も腎臓病で療養した経緯を考えれば、私自身の認識が極めて甘かったと言わざるをえません。

10ヶ月の入院期間中も医師に処方され、指示されるままに治療を受けるだけで、自らが積極的に情報収集に努め、学ぶということもありませんでした。
この時にも、多くの先輩患者さんから体験として学ぶことはたくさんありましたが、ただ聞くだけで、自分の治療に反映させるだけの知識としてしっかり身に付けるまでに至っていませんでした。
発病と入院はない方がいいのですが、腎臓病・透析を知るには貴重な期間でした。

残念ながら、発病から透析までの約3年間、私の治療に向かう気持ちと生活は、まったく「お任せの姿勢」でした。

☐‘参加する’姿勢

透析治療を続けることは、「お任せ」ではいけないこと、それが自身の体調やその後の治療生活を大きく左右することを知りました。
私にとって、そのことを気付かせてくれたのは、大切であることを教えてもらったのは、患者会への参加からでした。

ある人から薦められた1冊の本があります。
『医者と患者と病院と』(砂原茂一著 岩波新書)です。そのなかに「医者と患者の関係」について著されています。

透析治療を続けるなかで、患者として、また患者会の活動を通じて医療に関わってきた経験から、医療者と患者の関係性を含めて医療の在り方について大きな共感を抱くものでした。

その内容については、次回に。

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