医師と患者と病院と①

さて、『医者と患者と病院と』について・・・。
前回「前ふり」で終わりながら、更新が遅くなりました?!

その間に新年を迎えてしまいましたね!
‘あけましておめでとうございます’
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話は本題に戻って、ところで、
病気になれば病院(医院)へ行って、あとのことは「お医者さん任せ!」と誰もが思いますよね・・・、いや、誰でもないか?!
少なくとも私は、そう思っていました。透析を始めるでは。

透析治療を続けるようになって、と言うか続けざるをえない状態になって、医療者と患者の関係について、絶えず考えるようになっていました。
医師って?看護師って?臨床工学士って?・・・。
そして、患者って?
その関係って、どうあるべきなんだろ?って・・・。
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そう考えていた時(と言っても数年前のことですが)、ある人から紹介してもらったのが、この本をでした。
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臨床の場面、患者の置かれている状況、つまり病状・容態によって、その関係性は異なるということが、分かり易く例えてあります。

☐昏睡・麻酔・急性外傷等の場合

この状態の場合は、患者自身が治療の現場で果たせる役割はありません。病状・容態としては重篤な状態で、患者はほとんど意識がないわけですから、「対応不能」です。その時の医師の役割は、「患者のためにしてやる」という姿勢(少し表現はきついかも知れませんが)です。
医師と患者の関係は「能動‐受動」、例えると「親‐幼児」の関係と表現されています。分かり易いですね。
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☐急性期疾患の場合

患者の病状・容態は、厳しさはあるものの意識がない状態ではありません。患者が、自身の疾患や病態について理解し受け止めることはできます。
この段階で、医師は患者に治療を行うにあたって、患者ができることについて「指令する」ことになります。その「指令」に従って患者は、「協力」する立場になります
「指導‐協力」つまり「親‐年長児」の関係
になります。
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☐慢性期疾患の場合

そして、慢性期です。
患者は自身の疾患を認識し受け入れるとともに、長期にわたって関わっていく必要があります。そのコントロールが、自身の生活ひいては生命を左右する結果を招くことにもなります。
この疾患状態では、医師は「患者の自立を助ける」働きであり、患者の役割は「医師に助けられた協同作業の一員」であり、
両者の関係は「協同作業を行う」関係で、「成人‐成人」の関係
になります。
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☐では、透析患者の場合は?

透析医療は、「チーム医療」の最たるものと言われます。
前述の医師を、医師・看護師・臨床工学士、その他医療スタッフを含めた「医療者」として、患者との関係を考えてみると、透析医療の在り方、そして患者の在り方が分かり易くなってきます。

透析患者の治療経過で、この関係を考えてみます。
では、次回に。

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